主要農作物種子法廃止で日本はどう変わるのか@第2回<日本の種子(たね)を守る会>取材撮影記録

経済成長を最優先する現政権の方針や多国籍企業の利益拡大を図る外圧もあるにせよ、遺伝子組み換えの危険にさらされ、種の権利が奪われかねない現状の裏を探れば、食糧を一商品と見做してコメ離れを顧みない私たちの消費者意識じたいもその大きな要因として横たわっているのでは?という疑いを秘めつつ、オルタナ本誌の農業特集記者として、撮影取材に出向きました。

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主要農作物種子法が廃止されようとしています。この法律の下、各都道府県が日本のおいしいコメの種子を競って開発し、優秀な品種を安い価格で生産してきました。しかしこの法律が廃止されれば、自治体がこうした制度を維持する予算措置の根拠がなくなり、種子の価格が5倍にも10倍にもなる可能性があります。
また公的資金で作った公共財産としての種子がなくなり、民間企業の種子ばかりになってしまえば、生産者は民間企業にロイヤルティ(技術料)を支払わなければ農業ができないことになります。種子を採取・保存することも交換することも許されず、企業に食と農業が完全支配される時代がやってきます。日本は長く自給を守ってきたコメさえも失うことになるでしょう。
安心・安定した食、そして未来の世代の命の源としての種子を守るために、わたしたちは今、何をすべきかを皆さんで考えましょう。(イベントページより)

<概要>
*日時:2017年4月10日(月)14:00~17:00
*場所:衆議院第一議員会館多目的ホール
*資料代:500円
*主催:全国有機農業推進協議会/日本の種子(たね)を守る有志の会

<状況>
*冒頭の挨拶
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*講演:西川 芳昭氏 (龍谷大学経済学部教授)
 「種子をめぐる国際条約と日本の農民と消費者の権利」
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*農林水産省からの説明/意見交換
・宇井伸一 農林水産技術会議事務局 研究企画課企画班担当課長補佐
・吉尾綾子 消費・安全局 農産安全管理課課長補佐
・伊藤直樹 政策統括官付穀物課 水田農業対策室推進企画係長
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*参加議員/主催者側挨拶


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カテゴリー:064種/GMO関連 | 投稿者 xbheadjp : 2017年04月18日 09:06