日本版アグロエコロジーTOKYOフォーラム〜ほんとうの持続可能な平和を考える〜動画記録

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 今回は、自給できる穀物を主食にすること、言い換えれば主食を国内で自給することが、なにより食料主権を堅持する基本であり、それこそが幸福の源であって、さらには平和の原点でもあることを、こじんまりとアピールするつもりでした。そんな事情もあって、「日本版アグロエコロジー」と銘打ったのですが、図らずも登壇者の皆さまの熱意で、実質的には「第2回日本アグロエコロジー会議」といっても過言ではないほど重みがあり、かつ示唆に富んだ内容となりました。参画して頂いた皆さま、ご意見を頂いた皆さま、そしてご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

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 スラム化した都市の空き地を自分たちで耕し、そこで採れた新鮮な野菜をみんなで分け合って食べる。パーマカルチャーで培った農力を活かし、過疎が進む田園地帯で米づくりをベースにした平和なコミュニティを創る。巷ではアベノミクス失政に象徴される経済成長の限界や、トランプ旋風に代表される極右勢力の台頭が頭痛の種ですが、批判や反対をしている時間があったら、未来に理想を夢みる暇があったら、目の前の現実を望ましい方向に変えて、違う豊かさを楽しんでしまう。海外でもそして日本でも、そんなムーブメントが始まっています。

 もちろん目指しているのは、サステナブルでピースフルな社会。なので食べ物は、自分たちで作る。地域で賄う。だから幸せは、ほかから奪わない。お金に頼らない。アグロエコロジーとは、持続可能な農と食/社会と環境を一体として考え、それを基盤に真の平和を目指す概念で、既に世界中で芽吹いています。

 持続可能で平和な社会を目指すために、私たちの日々の暮らしは、市民活動は、そして根底となる価値観はどうあるべきか。日本版アグロエコロジーTOKYO実行委員会では、「アグロエコロジー」の概念を日本的に意訳することで、私たちの選ぶべき道を探すことにしました。皆さんもぜひ、海外の潮流を肌で感じるとともに、鴨川の林良樹さんや藤沢の柿田祥誉さんが率先垂範している先進事例に触れ、ソーヤー海さんがファシリをつとめる「オープン・トークセッション」へ参加して、一緒に考え直してみませんか。

<概要>
*正式催名:日本版アグロエコロジーTOKYOフォーラム
(〜ほんとうの持続可能な平和を考える〜有機農業の日プレ・イベント)
*日時:2016年11月20日(日)開演13:00〜18:10終了
*場所:國學院大學渋谷キャンパス常磐松ホール(渋谷区東4-10-28)
*来場参加者:107名
*カンパ総額:71,508円
*主催:日本版アグロエコロジーTOKYOフォーラム 実行委員会
(渋谷環境と文化の会/國學院大學大学院特定課題研究グループ/脱成長ミーティング/OVERSEAs/「有機農業の日」委員会/次代の農と食を創る会/シティ・ファーマーズ・ネットワーク)
*後援:共生社会システム学会

<内容>
・司会:ハッタケンタロー氏(種まき大作戦)
□主催側挨拶:『資本主義の行く末とアグロエコロジーの台頭』古沢広祐氏(國學院大學)
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□第1部:農なくして平和なし〜米国と日本の現場から〜
*来日講演:『退役軍人が語る平和 ”NO FARM / NO PEACE”』
マイク・ヘインズ氏(ベテランズ・フォー・ピース)
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海兵隊に8年半所属。2003年のイラク侵攻の際は海兵隊武装偵察部隊の戦闘員。VFPの沖縄・済州島代表団の一人として、米国の占領政策を終わらせるべきだということを、現地の米兵に理解してもらえるよう努めた。また、世界平和という究極の目標のため、石油由来製品を使わず太陽光を利用した水耕栽培を「平和への武器」とするなど、ユニークな問題解決を提案している。
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*基調講演:『人の手で還す緑の自給、そして平和〜アグロエコロジーの里・高畠からのネットワーク〜』吉川成美氏(県立広島大学院)
農業人類学研究。「農業は人類が手にした最初の芸術、農業は自然破壊の始まり」であるとして、農業が、人類と野生が共に美しく生き抜くための社会技術になりうるかを追及したいと考えている。2011年東日本大震災以降、有機農業運動の現代版を目指して「たかはた共生プロジェクト」を設立、山形県高畠町の星寛治代表の許、副代表を務める。国際CSAネットワークURGENCI理事。アジアのCSAネットワーク化への研究・教育プロジェクトを推進中。県立広島大学大学院経営管理研究科准教授、早稲田大学早稲田環境学研究所客員准教授
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>コメント:『平和のために“次の時代を、先に生きる”』盧箴〇瓠蔽成長ミーティング)
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= 休憩 =

□第2部:幸せから平和を紡ぐアグロエコロジーの先行事例
*海外事例プレゼン:
・『持続可能な都市づくり〜サンフランシスコのコミュニティーガーデンから』佳奈・ロマン=アルカラ氏(食料システム研究者・翻訳家)
・『未来の世界を育むためには?共生革命のインフラ平和道場!』ソーヤー海氏(共生革命家)

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*国内事例プレゼン:
・『棚田の限界集落から見えるもう一つの未来』林良樹氏(アースアーティスト)
・『お米、大豆、そして塩。自給することから見えてきたこと。』柿田祥誉氏(イマジン自給道場)

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*オープン・トークセッション:『“五穀豊穣/天下泰平”のために今日からできること』
>特別ゲスト:臼井健二氏(シャロムコミュニティ)
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・ソーヤー海氏(ファシリテーター)/佳奈・ロマン=アルカラ氏/林良樹氏/柿田祥誉氏
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□総括:『アグロエコロジーとオーガニックの出会い〜国境を越えた平和を!』
本野一郎氏(「有機農業の日」運動・全国有機農業推進協議会)
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*米を食べよう!米を作ろう!食米援田推進宣言
自然と人との共生を図る持続可能な社会への具体策として、アグロエコロジーが世界的な潮流になっています。それは外国の資源や農産物に依存しない、土に根差して暮らす平和維持活動ともいえます。考えてみれば、温暖多湿なこの国で食料自給率を向上させるには、稲の再評価が近道に違いありません。日本人のコメ離れは、食料主権の放棄に他ならないのです。シティ・ファーマーズ・ネットワークでは、以下の「食米援田推進」宣言に賛同して頂ける個人/団体を募って、具体的な啓発活動に繋げます。

・世界的な食料の争奪戦に巻き込まれないよう、輸入穀物に頼らない食生活を心掛けます。
・水田によって培われた風土と伝統文化を守るため、縁を探って稲作農家を支援します。
・土に根差して暮らすことがなによりの幸せであり、それが平和の原点であることを伝え広めます。

※主旨に賛同いただける方はフェイスブックのグループにご参加ください。
>食米援田!稲作復興プロジェクト:https://www.facebook.com/groups/syokumaienden/

*記念撮影
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>日本アグロエコロジー会議:http://www.blog-headline.jp/agriability/2015/02/post_259.html

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カテゴリー:02農力向上大作戦! | 投稿者 xbheadjp : 2016年11月22日 10:45