懐かしい未来のサロン「アジア学院 ともに生きるために」

懐かしい未来のサロン 第9回目「アジア学院 ともに生きるために」へ参加し、UST中継を担当したのでレポートさせて頂きます。

サロンの9回目は、公正で平和な世界を実現する農村リーダーを育成しているアジア学院の活動とその成果について。私も先日伺って、たった一日でしたが滞在してみましたが、まさに驚きの連続。こんな学びの場が、1973年以来、30数年にわたって活動を続け、アジア、アフリカ、南米でリーダーシップを取れる人材を育ててきたということに感動しました。この場所が存在することこそ、まさに「奇跡」と感じた次第です。今回は、この学院で副校長・事務局長を務める荒川朋子さんにおいでいただき、アジア学院の活動をお話しいただきました。(リプトン加藤さんの告知メールより)

*お話ししてくれる人:荒川朋子さん(アジア学院 事務局長)
・コメンテーター 鎌田陽司(懐かしい未来代表、アジア学院アドバイザー)
*日時 2010年8月17日(火)19:00開始〜21時15分終了予定
*会場:下北沢たうんほーるらぷらす11階研修室4
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*参加費:1000円 
*主催 : NPO法人 懐かしい未来

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アジア学院では国籍、宗教、民族、習慣、価値観の異なるさまざまな人たちが、ほぼ自給自足に近い形でアシュラムのような共同生活を行いながら、有機農業、リーダーシップのあり方、コミュニティ作りといった実践的なカリキュラムを学んでいます。これは、「健康で尊厳ある人生を送るための人的・物的資源は、すべての人およびコミュニティーに内在している」というアジア学院の基本理念から導かれたものです。

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アジア、アフリカ、南アメリカの辺境地帯からの学生のほかに、新しい生き方、暮らし方、働き方を求める日本人の若者たちもここに引き寄せられ、長期あるいは短期で滞在しながら学んでいます。スタッフは日本人のほか、アメリカ人、フィリピン人、インド人、ガーナ人、韓国人など。日本の中にある別世界です。

アジア学院のモットーは、「ともに生きるために」。サーバント・リーダーシップというこれからの時代の新しいリーダーシップのあり方、食べ物をみんなで作りいただくということ、実践を通じた心の成長を大事にしていること、これらの学びがすべてこの理念につながっています。9月から開講する第二期エコビレッジ・デザイン・エデュケーションの開催地でもあります。

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2010年の1月から2月にかけて、アジア学院では連日のようにワークショップが開かれ、懐かしい未来の鎌田のファシリテーションのもとで、アジア学院の教育プログラムの再デザインを行いました。

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今回のサロンでは、アジア学院において中心的役割を果たしている荒川朋子さんに、リニューアルしたアジア学院における学びの魅力、そしてかつての卒業生がいかに各国の辺境の地で活躍しているか、現在取り組んでいる課題など、知られざるアジア学院の今とその魅力、可能性について映像とともに語っていただきました。

カテゴリー:イベント参加記録 | 投稿者 xbheadjp : 2010年08月18日 08:29